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 入船町では、以前、新栄町と呼ばれていたころより、各町が合同で一つの神輿を所有して担いでいました。
 第二次大戦が終わって景気が戻り、また各町の担ぎ手も増えたため昭和三十一年に行徳後藤直光の手により製作され、以来、入船二丁目の神輿として渡御されています。 総素木、延軒、勾欄造り、台輪は二尺五寸、町会所有としてはとても大きな神輿と言われています。麻でできた太い飾り網は形状も美しく、大勢の担ぎ手の息があったとき、その房の揺れは神輿の美しさを一層引き立てます。
 ここ数年、町内の人口減少に伴い、氏子の数も少なくなってしまいましたが、お祭りの成功にかける意気込みは昔も今も変わってはいません。 神社参拝の際、鳥居の中をゆっくり進む入ニ神輿の雄姿をぜひごらんいただきたいと思います。


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